40年以上日本人の死因第1位は”癌”
”癌(がん)”それは1年間で約900万人以上もの人々の命を奪う恐ろしい病気です。この病気は40年以上にわたって日本人の死因の第1位に君臨し続け
男性では2人に1人
女性では3人に1人
がその一生で何らかの”癌”を経験します。
そして、この病気は皆さんにとっても他人事ではありません。
今回は
Q1.癌になるとどうなるのか?
Q2.最も苦しい癌は膵臓癌!!
Q3.予防が可能な癌は?
といった内容で解説したいと思います(^^)/
Q1.癌になるとどうなるのか?
そもそも”癌”とは何なのでしょうか?それは一言で”遺伝子情報のコピーミス”になります。どういうことかというと私たち人間の身体はおよそ37兆個の細胞で構成されており今この瞬間も細胞分裂を行っています。そして、細胞の中の遺伝情報であるDNAは同じものがコピーされるのですがその精度は完全ではないため一定の確率でDNA配列にエラー(誤り)が生じます。このようなエラーのことを突然変異といい特定の遺伝子に変異が生じると細胞の性質が変化し無制限に細胞分裂するようになることがあります。これが癌細胞であり皆さんの正常な組織(内臓など)を破壊します。そして
どんどん増殖を続けた癌細胞はある臓器に住み着くとその臓器から養分を奪っていき(養分を奪うことを悪液質という)更に成長を続け次の臓器へと転移します。最後には全身の臓器に広がりそのあらゆる内臓機能が低下して命を落とす結果になるのです。
Q2.最も苦しい癌は膵臓癌!?
”癌”は激しい痛みや苦しみを伴うといったイメージが強い病気ですがでは、様々な”癌”の中でも最も痛みや苦しみが強い”癌”は何癌なのでしょうか?それは膵臓癌と言われています。その理由としては膵臓の近くには腹腔神経叢と呼ばれる神経の束が分布しており悪性腫瘍の塊がこれを圧迫するために膵臓癌は激しい痛みを伴うのです。
Q3.予防が可能な癌は?
このように”癌”は人類を苦しめる恐ろしい病気ではあるのですがその原因の約20%はウイルスや病原菌であるケースもありウイルスや病原菌対策で予防できる場合があります。例えば子宮頸がんはその約95%がヒトパピローマウイルスが原因であり性交渉により感染します。性交渉の経験がある女性の50%~80%はこのウイルスに感染していると推定されており非常に身近なウイルスなのです。しかし感染した女性全員が子宮頸がんになるのではなく一部の女性が感染から数年~数十年の時を経て子宮頸がんになるのです。その感染はワクチンにて予防できその予防効果は90%とも言われています。
その他にも予防できる”癌”として胃がんがあります。この”癌”の主な原因はヘリコバクター・ピロリであり日本人がかかっている胃がんの実に99%がピロリ菌感染によるものであるとも言われています。この病原菌は抗生物質などで除菌が可能であるためこちらも正しい知識と対処により完全とは言わないまでも大きくそのリスクを減らすことができます。
また”癌”は”遺伝子情報のコピーミス”と言いましたがより細胞分裂(再生)を促すことでそのコピーミスが発生しやすくなります。予防の観点からはウイルスや病原菌以外にも細胞分裂を過度にさせてしまう。つまり、身体を傷つけて再生を促すようなことを避けることが重要です。
例えば
☑喫煙(肺や血管のダメージ)
☑飲酒(肝臓、胃腸、血管のダメージ)
☑紫外線(皮膚へのダメージ)
☑便秘(腸へのダメージ)
☑ストレス(全身へのダメージ)
などこのように体を傷つけ
遺伝子のコピーを促して組織を沢山再生させる行為を避ける生活習慣というのも重要になります。
今回の記事で『はっ!!』とご自身の生活習慣で気づく部分があれば是非、今すぐ改善して”癌”にかからない人生を歩めるようにしていきましょう。一人でも多くの方が救われますように(^^)/
▼参考動画